QAアナリティクスそのものが原因の場合というよりも、プラグイン同士の相性の問題で動かなくなることが多いです。特に下記3つのプラグインにはお気をつけください。
- キャッシュ系プラグイン
- バックアップ系プラグイン
- セキュリティ系プラグイン
キャッシュ系プラグインについて
JavaScriptの圧縮や書き換えを止める
キャッシュ系プラグインでは、勝手にJavaScriptを圧縮したり書き換えてしまうものがあります。その場合、QAアナリティクスの計測タグがうまく稼働しなくなり、データを取得できなくなります。この場合の対策は、こちらの記事にもあるようにキャッシュ系プラグインの設定画面でJavaScriptの圧縮や書き換えをしないように設定お願いします。
キャッシュの生存期間を短くする
QAアナリティクスはbotのアクセスを記録しないように作成しています。しかし、キャッシュ系プラグインの中には、botアクセスであってもキャッシュを作成してしまうものがあります。そうするとキャッシュにアクセスされている間、QAアナリティクスはbotのアクセスだと判断し、記録がされなくなります。
またQAアナリティクスではセキュリティ対策としてnonce値というものを利用しており、24時間以上たったキャッシュへのアクセスは計測対象外とします。
上記2点への対策はキャッシュの生存期間をなるべく短くすることです。1時間程度にして頂ければ最大でもデータ未計測時間は1時間程度になりますし、サーバー負荷が気になる場合も24時間を超えないように設定します。
バックアップ系&セキュリティ系のプラグインについて
QAアナリティクスのデータ保存領域を対象外にする
バックアップ系やセキュリティ系のプラグインによっては、QAアナリティクスほど頻繁にデータ計測をしたり、大きなデータを保存するようなソフトウェアを想定していないことがあります。
そのため、QAアナリティクスを入れた後、うまくバックアップがとれなかったり、セキュリティ系のプラグインの負荷があがってしまうということが起こります。
この対策として、設定画面があればQAアナリティクスを対象外にすることで回避できます。
具体的には、「wp-content/qa-heatmap-analytics-data」というデータ領域を対象外にすることで、うまく稼働することが多いです。
別のプラグインやレンタルサーバー側のセキュリティ設定を使う
有名なプラグインだとしても、上記の設定画面がなかったり、そもそもあまりよい仕組みになっていないプラグインもあります。その場合、そもそもQAアナリティクスに関係なくそのプラグインを利用することでサーバーに負荷がかかっていることもあります。
QAアナリティクスとしては、バックアップは、レンタルサーバーに付属しているバックアップを利用されることを推奨しています。その方がサーバーの負荷も小さく、かつ確実にデータが元に戻るからです。
セキュリティについてもサーバー側で対処していることもありますので、できればレンタルサーバーを借りられる時に、その観点でもチェックされることをお勧めいたします。
その他、既存のプラグインやテンプレートに問題が発生した場合
上述のように、QAアナリティクス側の問題だけではなく相性の問題で発生しますので、元のプラグインの設定を変更しなければならないことが多いです。
WordPress公式サイトのサポートフォーラムで、元のプラグインの公式サポートフォーラムを検索したり、QAアナリティクスのサポートフォーラムを検索したり、質問をすると有識者から解決策を教えてもらえることもありますので、ご活用ください。