ユーザーとセッション

QAアナリティクスは、ユーザーとセッションを下記のように区分けしています。

ユーザー

Cookieを使って計測するとき

ユーザーは、ユーザーのブラウザのCookieに二年間保存される「qa_id」と名付けた匿名化されたランダムな英数字を基準に判定しています。したがって、同一人物だったとしても、スマートフォンとデスクトップでは別のブラウザのため別のqa_idが発行され別ユーザーと認識されます。

なおQAアナリティクスは、自社のアクセス解析サーバーという位置づけになりますので、iOSが採用しているITP(第三者トラッキングの防止機能)の影響をうけず、Cookieは通常通り二年間保持されます。

Cookieを使わず計測するとき

ユーザーは、サーバーに保存される「qa_id」と名付けた匿名化されたランダムな英数字を基準に判定しています。セッション中はqa_idを保持しているため、同一人物による同一セッションと認識されます。

※自社独自のIDを発行している方がQAアナリティクスとデータ統合したい場合、エンタープライズプランでサポートすることは可能です。詳しくはお問い合わせください。

セッション

セッションは、1人のユーザーがサイトにアクセスした際のまとまった行動を指します。(例えば複数ページを閲覧したり、何かを申し込んだりなど)

ユーザーがブラウザでサイトから離脱して30分以上が経過した場合、そのユーザーは1セッションを終えたとカウントします。30分以内に戻ってきて操作を再開した場合、セッションは継続しているとみなします。

30分以上たちセッションが切れた後のユーザーの扱いは、Google ユニバーサルアナリティクスと同等です。同じページで操作を再開した場合、そのページ中のイベントは一切記録されず、別ページに移動すると、そこから新しくセッションが始まったとみなします。

流入元の切り替わり時

Googleユニバーサルアナリティクスでは、流入元やutm_sourceやutm_mediumなどが変わると、セッションが切り替わります。しかしこの仕様は意図せぬセッション切れを引き起こすため、一長一短でした。

QAアナリティクスでは30分以内のアクセスであればセッションは切り替わりません。このことにより、外部ASPカートなどを利用する場合などにもセッションが継続されるといったメリットがあります。

デメリットとしては、極めてレアケースですが30分以内の短い間隔でTwitterやGoogle広告など様々な外部サイト経由で到達したユーザーがいた場合、一番最初の流入元だけしかわかりません。

日付またぎのセッション

QAアナリティクスにおいて日付またぎはセッションに関係ありません。仮に9月1日の23:59分にアクセスがあり、その後、翌日9月2日の0:20にユーザーが離脱した場合も、セッションは継続します。

ただし、セッション数のカウントにおいては、アクセス開始時刻をみてカウントします。先程の例でいえば、9月1日にあったセッションとしてカウントします。

新規ユーザーと再訪問

QAアナリティクスでは初めてサイトに訪問したユーザーを新規ユーザーとして計測しています。

新規ユーザーとは、qa_id、もしくはGoogle アナリティクスのCookieである_gaを保有していないユーザーを指します。冒頭にもありますが、QAアナリティクスは自社解析サーバーになりますのでQAアナリティクス独自のCookieはiPhoneなどに実装されているITPの影響をうけずCookieの保持期間は2年間になります。

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