Google Search Console、Google アナリティクスなどデータとの連携をする場合の流れです。
QAアナリティクスのSEO分析ではGoogle Search Console、
Analytics Backup by QAではGoogle アナリティクスのデータを利用します。
基本的な設定方法は同じで選択するAPIが異なるだけです。
- 注意点と準備
- Google Cloudの設定
1) Google Cloudを開き、プロジェクトを作成
2) Search ConsoleとGoogle Analytics関連のAPIを有効化
・QAアナリティクスでSearch Consoleを連携する場合
・Analytics Backup by QA と Googleアナリティクスを連携する場合
3) OAuth 同意画面を作成
4) 認証情報画面にて、OAuth 2.0 クライアントIDを作成 - QAアナリティクスもしくはAnalytics Backup by QAの設定
- Googleアカウントの選択とアクセス許可(API連携の認証)
- 連携完了
- 認証時に警告メッセージなどが表示されたら
1. 注意点と準備
QAアナリティクスおよび Analytics Backup by QAの推奨ブラウザは、いずれもGoogle Chromeです。
Google Chrome以外のブラウザ(Safari / Firefox / Edge 等)は、不具合が生じる可能性があります。
注意点
必ず見たいデータ(Google Search Console、Google アナリティクス)と紐付いているGoogleアカウント(メールアドレス)でGoogle Chromeを開いてください。異なるメールアドレスだと連携ができません。
※Googleのサービスは頻繁に画面などが変わる可能性があります。記事中の画像と大幅に違うなどありましたら マニュアルご指摘フォーム よりご連絡ください。
準備
Chromeブラウザを使います。
QAアナリティクスの「設定」→「Google」の画面を開いておいてください。「リダイレクト URI」を使用します。
Analytics Backup by QAでは、ライセンス認証後、ダウンロード設定画面に「リダイレクトURI」が表示されます。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/02_1-1-1024x656.png)
2. Google Cloudの設定
1)Google Cloudを開き、プロジェクトを作成
https://console.cloud.google.com/cloud-resource-manager
にアクセスします。以下画面になりますので「+プロジェクト作成」をクリックしてプロジェクトを作成します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/③リソースの管理-プロジェクトを作成-1024x191.png)
任意の名前、組織、場所を入力し、「作成」ボタンをクリックする。プロジェクト名と場所は初期設定のものでも構いません。環境によっては「組織」の入力項目は表示されません。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/④新しいプロジェクト.png)
2)Search ConsoleやGoogle Analytics関連のAPIを有効化
プロジェクトが作成されますので左上の3本線をクリックして「APIサービス」→「ライブラリ」を選択します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/08_1.png)
検索窓で使うライブラリを検索します。
※「QAアナリティクス」の場合 と「Analytics Backup by QA」の場合では有効にするライブラリが異なります。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑤APIライブラリートップ検索窓-1024x338.png)
QAアナリティクス「SEO分析」のためGoogle Search Consoleと連携する場合
検索窓で「search console」と入力し検索。
「Google Search Console API」が表示されるのでそれをクリック。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑦GSC検索結果-1024x355.png)
「有効にする」をクリック。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑩GSC有効にする.png)
Analytics Backup by QAとGoogle アナリティクスを連携する場合
検索窓で「google analytics」と入力し検索。
Analytics Backup by QAと連携するAPIは、「Google Analytics Reporting API」と「Google Analytics API」の2つです。
1つずつ作業する必要がありますのでご注意ください。
1つ目のAPIをクリックして「有効にする」を押したら、再度ライブラリに戻って2つ目のAPIを検索し、同様に有効にします。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑧GA-API検索結果-1024x574.png)
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/Google-Analytics-Reporting-API-_ON-1.png)
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/Google-Analytics-API-_ON-2.png)
有効になると以下のような画面が表示されます。(下記はSearch Consoleを有効にした場合)
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑪GSC有効化後-1024x337.png)
3)OAuth 同意画面を作成
左側の「OAuth 同意画面」をクリックして「外部」を選択してから「作成」をクリック
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑫OAuth同意画面.png)
「アプリ名」「ユーザーサポートメール」、デベロッパーの連絡先情報にある「メールアドレス」を入力して「保存して次へ」をクリック。
【入力例】
アプリ名:
任意の名前で構いません。ex. Analytics Backup など
ユーザーサポートメール:
枠右▼よりプルダウンで自分のメールアドレスを選択。
デベロッパーの連絡先情報:
Googleからのお知らせが届きます。どのメールアドレスでもいいので自分のアドレスを入力します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/14_2-1-505x1024.png)
スコープ画面では何も入力せずに「保存して次へ」をクリック
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/15_2.png)
テストユーザー画面では何も入力せずに「保存して次へ」をクリック
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑮テストユーザー.png)
概要ページでは入力項目を確認し、「ダッシュボードに戻る」をクリック。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/17_2-557x1024.png)
OAuth同意画面のダッシュボードに戻るので「アプリの公開」をクリックして公開ステータスを本番環境に変更します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑯OAuth同意確認画面.png)
以下の画面が表示されたら「確認」をクリック。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/19_2-1.png)
4)認証情報画面にて、OAuth 2.0 クライアントIDを作成
左側の「認証情報」をクリックして画面上部にある「+認証情報を作成」をクリック。表示される「OAuthクライアントID」を選択。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑰認証情報-1024x536.png)
アプリケーションの種類はウェブアプリケーションを選択。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑱ウェブアプリケーション-1024x473.png)
「名前」には、任意の名前を入力します。
「承認済みのリダイレクト URI」では、「+URIを追加」をクリックし、上記準備で表示させたQAアナリティクスもしくは Analytics Backup by QAの設定画面から「リダイレクト URI」をコピーして貼り付けます。
「作成」ボタンをクリック。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑲リダイレクトURI.png)
「クライアントID」と「クライアントシークレット」が表示されるのでメモ帳などにコピー。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/23_2.png)
コピーを忘れた場合は認証情報のOAuth 2.0 クライアント IDから確認できます。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑳コピー忘れ-1024x323.png)
3. QAアナリティクスもしくは Analytics Backup by QAの設定
QAアナリティクスもしくは Analytics Backup by QAの設定画面に、コピーした「クライアントID」と「クライアントシークレット」を入力。
QAアナリティクス→設定→Google
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/⑳QA設定画面-1024x624.png)
Analytics Backup by QA→ダウンロード設定
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/㉑GABU設定-1024x307.png)
4. Googleアカウントの選択とアクセス許可(API連携の認証)
「認証する」を押すと、Googleメッセージウィンドウ「アカウントの選択」が表示されます。
見たいデータ(Google Search Cosole もしくは Google アナリティクス)と紐づいているGoogleアカウントを選択します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/api-google-login-1024x952.png)
Googleアカウントへのアクセスを求められますので、「続行」を選択します。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/connect-suruyo.png)
※場合によっては、途中で警告メッセージなどが表示されることがあります。
⇒対処はこちら
5. 連携完了
QAアナリティクスでは、翌日からデータの取得が開始されます。
Analytics Backup by QA では、5~10分程経つと、ダウンロード先の選択ができるようになります。
6. 認証時に警告メッセージなどが表示されたら
※「このアプリはGoogleで確認されていません」と表示された場合
場合によって「このアプリはGoogleで確認されていません」というメッセージが表示されることがありますが、
自分で作成したアプリを自分で使うため、Googleによっての確認はなくても問題ありません。
左下の「詳細」をクリックします。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/not-safe-1-2.png)
下部にテキストが表示されますので、「{サイトドメイン}(安全ではないページ)に移動」をクリックしてください。
「Googleアカウントへのアクセスを求めています」の画面になります。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/not-safe-1.png)
(参考)GAS実行時に「このアプリはGoogleで確認されていません」と出る原因と対処法
※「アクセスできる情報を選択」が表示された場合
場合によっては、「アクセスできる情報を選択してください」というメッセージが表示されることがあります。
QAアナリティクスであればGoogle Search Console、Analytics Backup by QA の場合はGoogle アナリティクスのように、必要なものだけ選択してください。
![](https://mem.quarka.org/wp-content/uploads/choose-account-data.png)
▼参考サイト
Google APIを有効にし、クライアントファイルをダウンロードする。
▼Google Cloudドキュメント
・Google Cloud の概要
・Google Cloud > Resource Manager > プロジェクトの作成と管理